混乱の塔





エールの裁き


星々が弾けた散った夜空は女神ディアマトの身体
疲れお知らぬ牡牛の角の如き月神シンの光
地平に響く叫び声は雷鳴神ハッドゥの声
怒りの光で大地を照らすのは雷神エールの稲妻・・・・(中略)
『アドナイ(主よ)、アドナイ(主よ)、我を赦したもう』
懇願虚しくも深遠の王アバドンによって煉獄に繋がれる
王で在ろうと戦士であろうと
シャマシュの法を破った者は約束の地(エレツ・アヘリト)に別れを告げる
それが我らの掟



「羊飼いの黙示録」第三項466ページより



補足
アバドン・・・最後の審判に登場する底なし淵の使い。ギリシャ語名アポリオン
シャマシュ・・・バビロニアの太陽神。女神ディアマトから月神シンと共に誕生したとある 画像をマウスポインタをあてると微妙に何かがおきます。

作品:エレツ・アヘリト